皆さんも小学生や中学生のころ、叶えたい夢があったはずです。
スポーツ選手、弁護士、芸能人、お医者さん、社長etc…
しかし、小学生や中学生の時に抱いていた夢を大人になって叶えている人はごくごく一部で、
多くの人は途中で挫折したり諦めたりして、「大人」になっていきます。
たしかに社会人になって「今からプロ野球選手になる!」と言い出すのはやや現実味に欠けるかもしれません。
ただ、あなたの抱いている夢は本当に諦めないといけないものなのでしょうか?
私は「どうして夢を諦めるのか?」という問いに対して真剣に考え続けてきました。
たどり着いた答えが「生活をしていくことが出来ないから」という、極めてシンプルなものでした。
例えば漫画家、声優、芸能人、YouTuber、音楽家、など、
夢(=やりたいこと)というのは、世間から憧れられるお仕事ということが多いです。
しかし、大抵の場合そのようなお仕事で生活を成り立たせられる人はごく一部で、
全体的には「相当な実力がないと稼げないお仕事」「稼げるようになるまで時間がかかるお仕事」という
食べていくという観点で考えるには、とてもハードルの高いお仕事になりがちです。
つまり、夢に挑戦した人のほとんどが「夢じゃ食っていけない」ということを実感させられ、諦めていくのです。
そんな夢に挑戦する者の一人として、私には歌手を目指している友人がいました。
その友人はとても歌が上手で、100人規模のワンマンライブを成功させるなど、
全てが順調に進んでいるように見えました。
しかし、ある日を境にスッパリと音楽活動をやめてしまいました。
後日、彼をご飯に誘って話を聞いてみました。
彼はアルバイトで食いつなぎながら音楽活動をしていたのですが、
安定できるようなお仕事ではない上、楽器や機材にもお金がかかるため
貯金も出来ないギリギリの生活をずっと長い間続けてきたとのこと。
また、音楽活動についても常に上り調子というわけにはいかず、
周囲の人と自分を比べたときに、つい心が折れてしまったとのことでした。
10代後半~20代前半は辛抱な生活も今後の糧として、
不安を感じることはないかもしれません。
しかし、20代後半に差し掛かると、
身の回りで会社内で役職につく人や結婚をする人などが出てきて、
聞きたくなくても周りからそのような話が耳に入ってしまいます。
彼もその一人でした。
その時の彼の心境を考えると、周囲と比べたときの孤独感、
自身の将来に対する不安は相当大きなものだったと思います。
帰り際に彼が残した「俺には向いていなかった」という言葉を
今でも鮮明に覚えています。
彼と別れ、帰りの電車に乗っている時に、私は思ったのです。
「彼は本当に向いていなかったのか?」
私は、決してそうは思いませんでした。
実際に彼の歌に心を動かされた方がたくさんいて、その実力に関しては疑う余地がありませんでした。
向いているか向いていないかで言えば、どう考えても向いているのです。
では、何が彼を諦めさせたのかというと、
単純に「音楽だけでは生活が出来なかった」からです。
考えてもみてください。
仮に歌があまり上手でなくても、音楽だけで月に40万円ほど稼げたら、
ふとした時に「向いてないな~ 笑」とは思うかもしれませんが、とりあえずは続けると思いませんか。
なので、「向いていなかった」ではなく、
「生活が出来なくて、自身への不安や劣等感に押しつぶされた」が
より近いニュアンスなのです。
しかし、私は思うのです。100人の人の心を動かすことが出来たのなら、
それを200人、300人、1000人にすることも可能なのではないだろうか?
あと2~3年踏ん張れば、彼も音楽活動だけで食べていけたのではないだろうかと。
もちろん、その問いの答えはもうわかりません。
その後紆余曲折あり、私は会社をつくりました。
彼のような夢を持つ方の生活を支え、助けとなっていけるような会社です。
もちろん、好きなことだけをやってお金がもらえるような
都合のいい会社ではございません。
ただ「好きなことだけをやっていい会社」は難しくても、
夢を持つ方の生活の基盤を作り、漠然とした不安を拭い去ってあげることで、
夢を諦めなくてもいいようにすることはできると私は思うのです。
そんな「夢を諦めなくていい会社」が弊社の経営理念です。
LEADERS WORKSでは夢を持つあなたを応援します。
合同会社LEADERS WORKS
代表 山根巧己